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新年度を迎えて

今日4/1(水)から令和2年度がスタートしました。

入社式をテレワーク方式で実施する会社も多かったそうですが、当社では大阪本社と東京支社をTV会議システムで繋ぎ、それ以外の拠点には終了後ビデオを配信するという形で実施しました。新入社員研修もGW明けまで延期し、それまではテレワーク方式で実施可能な研修のみ順次実施して行くこととしました。

新入社員へ贈る言葉として、「当社は『つなぐ力』を自社の強みとして認識して来たが、今回のコロナウィルス禍を通じて『人と人とのつながりの大切さ』を再認識した。ネット上だけではなく、Face-to-Faceでも人は繋がりたがっている。また、国境を遮断されたままでは我々は生きて行けないということも、全世界が納得した。研修延期でスタートは少し遅れてしまうが、『つなぐ力』や『ネットワーク力』を高めて、一日も早く会社に貢献できるような営業パーソンに成長して欲しい」と話しました。

年度方針の冒頭では、「新型コロナウィルス感染症(“COVID-19”)が及ぼす種々の影響について」触れました。安易な楽観論は避けなくてはなりませんが、乗り越えられない危機は無く、いつかは今回の危機も過去にあった数々の危機の一つとなる。ただ、その時にはParadigm Shift(それまでの常識が劇的に変化すること)が生じており、コロナ以前とは違う世界になっていることを覚悟しなくてはならない、と話しました。更には、「今すぐに採るべき対応策」として、健康管理に留意すること、営業・経営リスクを最小化すること、経費削減を徹底すること、Paradigm Shiftの先にある「新しい世界」を先取りすること、をお願いしました。

今年度は、三昌商事がグループ経営へと舵を切って行く大切な年となります。現在進行中の構造改革が完了すれば、Paradigm Shiftの先でも成長して行ける企業体となるはずです。波高き中での船出となりますが、周りの皆さまのご支援も頂戴しながら、「周りの社会から認められる会社、必要とされる会社」となるべく、「人と社会の永続的な幸せのために様々な価値を創造し」続けます。

“Tomorrow is another day.”

東日本大震災発生から9年目に当たる今日、朝のTVニュースを見ていた時、“Tomorrow is another day.”というフレーズが頭を過りました。このフレーズは、英語の慣用句でもあり、また、「風と共に去りぬ」のエンディングで主人公スカーレットが最後に呟く有名なセリフでもあります。

英語の慣用句としては、「明日は明日の風が吹く(何とかなるさ)」という楽観的な意味合いと、「明日のことは明日考えよう(今くよくよしても仕方ない)」という諦観的な意味合いを併せ持っているようです。「風と共に去りぬ」の原文では、“Tomorrow, I’ll think of some way to get him back. After all, tomorrow is another day.”となっており、一般的には「明日、私は彼を取り戻す方法を考えるでしょう。とにかく、明日は明日の風が吹くわ」と訳されています(但し、このセリフを楽観的とも諦観的とも捉えず、後先考えずに今を突っ走る主人公スカーレットの性格を反映しただけだ、と解釈する訳者もいるようです)。

このフレーズが頭を過ったのは、被災地の9年前の写真と今の姿を見比べて、「同じ生活は戻って来ない」と呟いた被災者のコメントを聞いた瞬間でした。“Tomorrow is another day.”であると同時に”Today is another day, too.”でもある、即ち、昨日と今日は連続しているようで連続していない(全く別のものだ)、と感じたのです。震災は被災地に大きな爪痕を残し、いまだに避難生活を余儀なくされている方々が4万8,000名近くもおられるそうです。こうした直接被害のみならず、数々の間接被害も考慮に入れれば、あの日を境に世の中が大きく変わってしまったことを痛感せざるを得ません。まさに、“Today is another day, too.”です。

さて、今日世界を席巻しているコロナウィルス問題。いつの日かこれも終息することでしょう。その意味では“Tomorrow is another day.”でしょう。その一方で、昨日から今日、今日から明日、連続しているようで連続していない、常に何らかの変化が延々と続いて行くのも事実です。コロナウィルス問題が終息したからといってそれで全てがハッピーエンドとなる訳ではありません。企業活動は継続して行くことを前提としており(“Going Concern”)、足元の問題が解決しても明日、明後日にはまた次の問題が待ち受けています。問題発生と問題解決が永遠に繰り返されて行く、企業活動は“Tomorrow is another day.”そのものだと思います。主人公スカーレットのように、どんな問題が生じようともそれを現実的にしっかりと受け止め、今できることのベストを尽くして明日へ向けて突き進みたいものです。

新型コロナウィルスへの対応について

この社長ブログを書いている3/3現在、政府による多方面に亘る自粛要請が継続中ですが、当社の対応状況を以下報告します。

当社ではテレワーク導入等の施策を採用していませんので、事務所内はほぼ通常通りに機能しています。もちろん、マスク着用の励行、多人数が集まるイベント・施設の利用自粛、時差出勤(フレックス勤務)の許可、不要不急の国内出張自粛(テレビ会議の利用推奨)、東アジア諸国への海外出張の原則禁止、等の対策は実施しており、新型コロナウィルスの感染拡大阻止には万全を期しています。また、中国内各拠点(上海、深圳、天津、成都)では春節休暇を延長し、業務再開後も自宅勤務を続けていましたが、3/2(月)よりフレックス勤務を開始し、3/9(月)より通常勤務に戻る予定となっています(日本に一時帰国していた邦人駐在員も今週中には中国へ帰国予定)。

歴史を紐解くと、第一次世界大戦終結期(1918~19年)に大流行したインフルエンザ、通称「スペイン風邪」で命を落とした人の数は、5,000万人とも1億人とも言われています(推定犠牲者数の幅の広さが、パンデミックのパンデミックたる所以かもしれません)。著名な画家のグスタフ・クリムトやエゴン・シーレも、スペイン風邪の犠牲者となっています。第一次世界大戦そのものによる戦死者数が連合国・中央同盟国全てを併せても1,000万人前後だったそうですから、インフルエンザの猛威がいかに凄まじかったかが想像できます。スペイン風邪と新型コロナウィルスを単純に比較するつもりはありませんが、昨今流布されている数々のデマに右往左往することなく、冷静に対応することが必要でしょう。

また、対応策に何か変更あれば、追って報告します。

インドネシア出張

2/20(木)~23(日)の二泊四日(機中一泊)で、インドネシアへ出張しました。

昨今の新型コロナウィルス蔓延により、当社も不要不急の海外出張を控えるよう内部通達を出していますが、出張目的が当社出資先の年次株主総会出席であるため、予定通り出張することとしました。

多くのアジア便が出発する午前中、成田空港はいつも大変混雑しているのですが、出発当日は非常に静かで、新型肺炎の影響が色濃く表れていました。機中も空席が目立ち、ジャカルタ空港に到着してからも行列や渋滞のストレスに悩まされることがありませんでした。但し、インドネシア国内では新型肺炎の感染者は確認されておらず、インドネシア政府は「アジアで最も安全な国」であると胸を張っているそうです。

当社出資先は民生主体から車載主体へと顧客層のシフトを粛々と進めており、当期実績も減収ながら増益と、収益状況は安定しているとの報告がありました。来期見通しは当期横這いと想定していますが、現在の新型コロナウィルスの影響がどのように出て来るのか、予断を許さない状況にあります。

インドネシアは2年ぶりの訪問でしたが、ジャカルタ周辺の渋滞も以前より緩和されたように感じられました。新型コロナウィルスの影響もあるようですが、幹線道路の整備が進み、都市部への乗り入れ規制(指定時間帯は、偶数日には偶数ナンバーのみ、奇数日には奇数ナンバーのみが乗り入れ可能)も強化されたことが、混雑緩和に寄与しているそうです。インドネシアも着実に変化しつつあることを実感しました。

来年の株主総会はマレーシアで開催される予定です。

第58回 関西財界セミナー

2/6(木)~7(金)に京都国際会館で開催された「第58回関西財界セミナー」に出席しました。

今回のテーマは「好機のいま、はばたく関西~起爆剤を発展につなげる~」でした(下左写真)。2025年に大阪・関西万博、2021年にWorld Masters Games、そして直近に文化庁の京都移転を控え、関西経済圏は過去に例を見ない飛躍のチャンスを迎えています。その好機をどう発展に繋げて行くか、が今回のテーマだった訳ですが、700名近くが参加した会場は今までにない熱気に包まれていました。

関西経済同友会代表幹事による開会挨拶、関西経済連合会会長による主催者問題提起に続き、前野・慶應義塾大学大学院教授による「幸せな職場の経営学」と題した基調講演がありました(下右写真)。同教授が提唱する「幸福経営学(Well-Being Management)」によれば、社員が幸せになれば生産性が3割アップし、創造性が3倍になるそうです。その幸せを実現するためには4つの因子、即ち、「自己実現と成長の因子(やってみよう因子)」、「つながりと感謝の因子(ありがとう因子)」、「前向きと楽観の因子(なんとかなる因子)」、「独立と自分らしさ因子(ありのままに因子)」が満たされることが条件となるそうですが、非常に説得力のある講演でした。
2020年2月10日① 2020年2月10日②

セミナーは6つの分科会に分かれて進められました。私が参加した第4分科会「関西の強みを活かしたベンチャー・エコシステムの形成」では、関西経済発展の原動力であるベンチャー企業群をどのようにして育て上げるべきか、に就いて議論が展開されました。具体的には、関西のベンチャー・エコシステムはどのような潜在力を持っているのか、その将来はどうあるべきか、どのようにして大企業とベンチャー企業とのWin-Winの関係を築くのか、の3点を中心に議論が進められました。

全体討議の際に、「議論が大企業の話に集中しているが、(当社のような)中小企業の方が意思決定も早く、パートナーシップを結びやすいという利点もあるので、是非ベンチャー・エコシステムの形成に中小企業も含めて欲しい」と少々偉そうな意見を述べさせて頂いたのですが、セミナー終了後に名刺交換に来て下さった参加者もあり、今後も積極的にベンチャー企業との協業を進めて行こうと、想いを新たにした次第です。
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SANSHO SHOJI

Author:SANSHO SHOJI
三昌商事の社長ブログ

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