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“Tomorrow is another day.”

東日本大震災発生から9年目に当たる今日、朝のTVニュースを見ていた時、“Tomorrow is another day.”というフレーズが頭を過りました。このフレーズは、英語の慣用句でもあり、また、「風と共に去りぬ」のエンディングで主人公スカーレットが最後に呟く有名なセリフでもあります。

英語の慣用句としては、「明日は明日の風が吹く(何とかなるさ)」という楽観的な意味合いと、「明日のことは明日考えよう(今くよくよしても仕方ない)」という諦観的な意味合いを併せ持っているようです。「風と共に去りぬ」の原文では、“Tomorrow, I’ll think of some way to get him back. After all, tomorrow is another day.”となっており、一般的には「明日、私は彼を取り戻す方法を考えるでしょう。とにかく、明日は明日の風が吹くわ」と訳されています(但し、このセリフを楽観的とも諦観的とも捉えず、後先考えずに今を突っ走る主人公スカーレットの性格を反映しただけだ、と解釈する訳者もいるようです)。

このフレーズが頭を過ったのは、被災地の9年前の写真と今の姿を見比べて、「同じ生活は戻って来ない」と呟いた被災者のコメントを聞いた瞬間でした。“Tomorrow is another day.”であると同時に”Today is another day, too.”でもある、即ち、昨日と今日は連続しているようで連続していない(全く別のものだ)、と感じたのです。震災は被災地に大きな爪痕を残し、いまだに避難生活を余儀なくされている方々が4万8,000名近くもおられるそうです。こうした直接被害のみならず、数々の間接被害も考慮に入れれば、あの日を境に世の中が大きく変わってしまったことを痛感せざるを得ません。まさに、“Today is another day, too.”です。

さて、今日世界を席巻しているコロナウィルス問題。いつの日かこれも終息することでしょう。その意味では“Tomorrow is another day.”でしょう。その一方で、昨日から今日、今日から明日、連続しているようで連続していない、常に何らかの変化が延々と続いて行くのも事実です。コロナウィルス問題が終息したからといってそれで全てがハッピーエンドとなる訳ではありません。企業活動は継続して行くことを前提としており(“Going Concern”)、足元の問題が解決しても明日、明後日にはまた次の問題が待ち受けています。問題発生と問題解決が永遠に繰り返されて行く、企業活動は“Tomorrow is another day.”そのものだと思います。主人公スカーレットのように、どんな問題が生じようともそれを現実的にしっかりと受け止め、今できることのベストを尽くして明日へ向けて突き進みたいものです。
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SANSHO SHOJI

Author:SANSHO SHOJI
三昌商事の社長ブログ

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