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東南アジア戦略を考える(その1)

「今、世界で一番熱い市場はどこか?」と聞かれたら、「それは東南アジアです」と即答するでしょう。それを裏付ける事実として、本日付の某全国紙で「日本企業が直接投資の軸足を中国以外のアジアにシフトしている。ASEAN向け投資は2012年4-6月に前年同期比4割増の3,800億円となり、中国(3,000億円)を上回った」と報道されています。

その背景には中国での賃金上昇や日中関係の冷え込み等があるのは皆さんご存知の通りですが、ここで欧米亜3大経済圏の比較をしてみたいと思います。GDPではNAFTA(17.2兆ドル)>EU(16.1兆ドル)>ASEAN(1.8兆ドル)、人口ではASEAN(5.9億人)>EU(5.0億人)>NAFTA(4.6億人)となっており、人口ではほぼ拮抗しているものの経済規模ではASEANはまだ一ケタ小さい経済圏でしかありません。しかしながら、これにBRICsの4ヶ国と日本を加えると様相が一変します。GDPではNAFTA+ブラジル(19.2兆ドル)>EU+ロシア(17.6兆ドル)>ASEAN+中国・インド・日本(13.4兆ドル)と差がかなり縮まり、人口ではASEAN+中国・インド・日本(32.5億人)>NAFTA+ブラジル(6.5億人)>EU+ロシア(6.4億人)とASEANとその周辺国が巨大な人口(=マーケット)を抱えている事実が浮き彫りになります。しかも、高齢化が進んだ日米欧(更には中国も高齢化の道を歩みつつあります)と違い、ASEANは若年層が厚く、将来的な労働力・購買層の予備軍が多い、という強みを持っているのです。この成長市場を見逃す手はありません。

このブログは出張先のタイ・バンコクで執筆しています。当社大手仕入先メーカーの特約販売店会に参加しているのですが、今日は工場視察と総会がありました。その席上で、このメーカーの担当者がタイの現況報告をした際の言葉が印象的でした;

『タイは「微笑みの国」と言われていますが、タイ人は本当に親切です。人間関係を大切にする価値観が日本人に似ており、日本人との親和性の高い国です。更には、インフラも整備されていることから、新たな投資先としての魅力は十分です。既に相当数の日系企業がタイに進出していますが、「タイの次はタイ」と言っても過言ではないと思います』

今回はタイ一辺倒の締め括りになってしまいましたが、我々としてはタイ1ヶ国ではなく、東南アジア全体にスポットを当てて行かなくてはなりません。再来週当社の東南アジア関係者がバンコクに集まって「東南アジア戦略会議」を開催する予定になっています。この模様も「東南アジア戦略を考える(その2)」として別途ご報告したいと思います。

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Author:SANSHO SHOJI
三昌商事の社長ブログ

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