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8.15 終わらざる夏

今日8/15は終戦記念日です。68年前の今日、ポツダム宣言の受諾と天皇陛下の玉音放送を以て、日中戦争と太平洋戦争は終わりを告げました。

しかし、その後も戦闘が終わらなかった所があるのです。千島列島最北端の島、占守島(シュムシュ島)もその一つです。千島列島の実効支配を狙った旧ソ連軍が8/18になってから占守島に侵攻を開始し、これを武装解除途中であった旧日本軍が迎え撃ったのが「占守島の戦い」です。戦闘そのものは旧日本軍の勝利で終わるのですが、既にポツダム宣言を受諾していた旧日本軍は武装解除を受け入れ、投降した兵士は全てシベリアに送られたそうです。

この戦いを題材にして書かれたのが浅田次郎著「終わらざる夏」です。フィクションとノンフィクションが巧みに織り交ぜられた作品で、戦争の悲惨さ、残酷さ、それを引き起こしてしまう国家という組織の愚かさを見事に描き出しています。浅田次郎は「終戦」をテーマとした小説を何作か書き上げており、何れの作品にも同様の主題が貫かれています。

安倍政権成立以降、憲法改正議論が盛んになって来ましたが、個人的には「武力を持つこと」と「武力を行使すること」は別々だと考えています。武力保持は国際政治の道具の一つに過ぎず、武力を行使することによって国際政治を支配して行こうという考え方は本末転倒です。人間関係も同じで、いつも攻撃的な態度を採る人が良好な人間関係を築くことなど出来る筈もなく、啖呵を切るのは最後の最後であるべきでしょう。強く出るべきか、グッと堪えるべきか、難しい選択ではありますが、その微妙なバランスの上に関係構築のカギが隠されているのではないかと思います。
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SANSHO SHOJI

Author:SANSHO SHOJI
三昌商事の社長ブログ

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